力の差、まざまざと=日本、接点で劣勢―ラグビー

日本はフランスに力の差を見せつけられた。19―64だった10月のニュージーランド戦に続く大敗。ジョーンズ・ヘッドコーチは「結果は残念だ。相手のサイズ、パワーに対応し切れなかった」と振り返った。
試合開始直後のチャンスを逃すと、前半は5トライを許す一方的な展開になった。接点で劣勢となり、フランスのキックを巧みに使った攻撃にも対応できなかった。さらに相手のキーマン、SHデュポンにも自由にプレーされた。「前半は受けて、効果的に前にも出られなかった」とSH斎藤は悔やんだ。
日本が見据えるのは3年後のワールドカップ。スピード重視の「超速ラグビー」を目標に掲げ、中長期的な視点で強化を図っている。経験の浅い選手が多く起用されているのも事実。最終的に40点差がついたが、後半は二つのトライを決め、終盤には素早いパス回しでチャンスをつくるなど収穫もあった。
年内のテストマッチはあと2試合。ウルグアイ、イングランドとの試合では一定の結果を残したい。フランカーの姫野は「(結果を)真摯(しんし)に受け止めて、しっかりと失敗から学びたい」と巻き返しを誓った。(サンドニ時事)

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