大谷、先頭弾で打線鼓舞=3四球でも貢献―米大リーグ・ドジャース

ドジャースの大谷が先頭打者アーチで打線に勢いをつけた。一回に左腕キンタナの甘くなった2球目を捉えると、打球は右中間へ一直線。一塁に向かう途中では三塁ベンチの方へ左手人さし指を向け、誇らしげな表情を見せた。
この行為の理由について「一番はフレディ(フリーマン)から、早めに打ってくれと試合前に言われていた。(ベンチに)帰って、打ったよという感じの会話をした」と笑顔で振り返った。
リーグ優勝決定シリーズ第3戦までのプレーオフ8試合で、走者がいる場面では9打数7安打だったのに対し、走者なしでは22打数無安打。それでも、「基本的にやることは変わらない」と言い、「しっかり集中し、自分のやることに努めたい。走者がいても、いなくても、そこが一番大事」と説明。走者なしでようやく生まれた安打は貴重な一発となった。
2打席目からは3連続四球で出塁。いずれも本塁を踏んで勝利に貢献し、「いい打席が多かった」と納得顔だ。
チームは10―2の大勝で3勝1敗とし、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。「敵地できのう、きょうといい野球ができている。あしたしっかりと決めるという気持ちを持って、全員で頑張りたい」と意気込みを示した。(ニューヨーク時事)

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