寺地、2階級制覇なるか=井上拓は3度目防衛戦―ボクシング

プロボクシングの世界戦4試合は13日、東京・有明アリーナで行われ、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王座決定戦で、寺地拳四朗(BMB)がライトフライ級に続く世界2階級制覇を懸け、クリストファー・ロサレス(ニカラグア)と対戦する。
世界ボクシング協会(WBA)バンタム級王者の井上拓真(大橋)は、堤聖也(角海老宝石)を相手に3度目の防衛を目指す。WBAフライ級王者のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は、2度目の防衛戦でタナンチャイ・チャルンパック(タイ)の挑戦を受ける。
世界ボクシング機構(WBO)ライトフライ級王座決定戦では、岩田翔吉(帝拳)がハイロ・ノリエガ(スペイン)を相手に、2度目の世界挑戦で初の王座奪取に挑む。
興行は2日間にわたって開催され、14日には世界戦3試合が行われる。


◇寺地拳四朗の略歴
寺地拳四朗(てらじ・けんしろう)14年8月にプロデビュー。17年5月にWBCライトフライ級王座を獲得し、8度防衛。21年9月に矢吹正道に王座を奪われたが、22年3月の再戦で奪還した。22年11月にWBA王座との2団体統一に成功。今回がフライ級転向初戦。父でジム会長の永氏は元ミドル級日本王者。右ボクサーファイター。163センチ。32歳。京都府出身。


◇井上拓真の略歴
井上拓真(いのうえ・たくま)13年12月にプロデビュー。18年12月にWBCバンタム級暫定王座を獲得し、19年11月に正規王者との統一戦で敗れた。23年4月にWBA同級王座決定戦を制し、今年5月に2度目の防衛に成功。兄は2階級で世界主要4団体の王座を統一した尚弥。右ボクサーファイター。身長163センチ。28歳。神奈川県出身。

◇堤聖也の略歴
堤聖也(つつみ・せいや)アマチュアでは熊本・九州学院高在学時に全国高校選抜で優勝するなど活躍。18年3月にプロデビューし、22年6月に日本バンタム級王座を獲得。4度の防衛に成功した後に王座を返上した。左右どちらでも構えられるスイッチが強み。身長166センチ。28歳。熊本県出身。

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