天王山、広島が制す=前半2得点で主導権―Jリーグ

町田に勝利し喜ぶ広島イレブン。右端は2点目を決めた加藤=28日、Eピース



優勝を大きく左右する首位攻防戦。広島がリーグ屈指の得点力を存分に発揮し、町田の堅守をこじ開けた。立ち上がりに先制点を奪うなど、前半2得点。主導権を握って逃げ切った。
前節の横浜M戦に続き、あっという間の先制ゴールで流れをぐっと引き寄せた。高い位置で相手のクリアを拾って押し込み、最後は中野のクロスをパシエンシアが冷静に押し込んだ。20分すぎには、中央での早いリスタートから右へ展開。再び中野のクロスに加藤が合わせ、リードを広げた。
佐々木は「ペナルティーエリア内にボールがこぼれる。相手が進入してくる回数を減らしていきたい」と警戒していた。高さのある相手FWには同じく高さのある荒木が厳しく対応。前半は町田に思うようなプレーをさせなかった。
天王山で勝ち点3を積み上げ、首位をがっちりとキープ。9シーズンぶりのリーグ制覇へ、突っ走る。


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