柳田、東京への再出発=日本学生対校陸上

男子短距離のホープ、柳田が来年の世界選手権東京大会に向けて再出発した。約3カ月ぶりに臨んだ100メートルの予選。前半の動きには不満が残ったが、「逆に直すのはそこだけ」。流し気味にゴールし、10秒33で2着を確保した。
6月末の日本選手権は3位に終わり、個人種目でのパリ五輪代表入りを逃した。両親も応援に駆け付けた五輪では400メートルリレーの予選で2走を務めたものの、決勝ではメンバー外に。「悔しい気持ちはあるけど、今も引きずっているわけじゃない」と前を向いている。
日本歴代7位タイの10秒02の自己記録を持つ21歳。大会連覇を見据え、「悪いイメージを断ち切れたらいい」と誓った。

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