100Mの柳田大輝「悔しい気持ちは忘れないでおきたい」パリ五輪決勝でリレーメンバーから外れ…日本インカレ

日本インカレの男子100メートルで予選突破した柳田大輝(カメラ・手島 莉子)

◆陸上 日本学生対校選手権 第1日(19日、神奈川・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)

 男子100メートル予選で、400メートルリレーでパリ五輪代表の東洋大の柳田大輝(3年)が10秒33(追い風0・6メートル)の1組2着で20日の準決勝に進んだ。パリ五輪後、同種目初戦に臨んだ柳田は「アップの時はちょっと良い感じだったのでいけるかなって思ったんですけど、久しぶりな部分はあって、思っていたよりタイムは出なかった。でも悪くはないかなと思います。決勝で僕が一番納得する走り、動きが出来ればいいかなと思います」と力を込めた。200メートルで同代表の筑波大の鵜沢飛羽(4年)は10秒25(追い風0・1メートル)の6組1着で突破した。

 パリ五輪では100メートルの個人種目で代表入りを逃し、400メートルリレーの代表として出場した柳田。予選は2走を走ったが、決勝はメンバーから外され「あんな経験は、どこにいってもしたことが無かった」という。しかし帰国後は、気持ちを切り替えられた。「悔しい気持ちはありますけど、悲観的になるほど今も引きずっているわけではないので。僕が友達に話すのにネタにして、友達が反応に困っているくらい。良い経験って言ったらきれい事みたいですけど、良い経験って思うためには、東京世界陸上やロス五輪で、決勝を走ってからようやくそう思えると思います。引きずりはしないですけど、悔しい気持ちは忘れないでおきたい」と話した。

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