ソフトバンク、ついにM10=なくしたい「隙」―プロ野球

3回、勝ち越しの適時打を放つソフトバンクの今宮=13日、京セラドーム



首位ソフトバンクは投打がかみ合い、ついに優勝へのマジックナンバーを10とした。3年連続のAクラス入りも決め、ペナント奪取へのカウントダウンが始まった。
1―1の三回1死二塁、好調の今宮が2試合連続の適時打。「いつもと同じく、つなぐことだけを考えた」と振り返った。先発の有原は9安打を浴びながらも、粘りの投球で7回2失点。リーグトップタイの12勝目を挙げた。
ただ「隙を見せないように」と口を酸っぱくして言う小久保監督が、顔をしかめそうなシーンもあった。二回に同点のホームインを許した三塁手栗原の失策。三回は左翼フェンスすれすれで好捕された飛球で一塁走者の今宮が帰塁できず、併殺となった。
ゲーム差があるとはいえ、2位日本ハムは好調を維持している。2022年は最終戦でオリックスに逆転優勝を許したことも記憶に新しい。「シーズンは何があるか分からない」と言うのは、経験豊富な今宮。もう一度、気を引き締め直したい局面だ。



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