竹田、楽しめた海外メジャー=経験重ね、将来の夢膨らむ―女子ゴルフ

全米女子プロ選手権第2ラウンド、ティーショットを放つ竹田麗央=21日、米ワシントン州サマミッシュ(AFP時事)



【サマミッシュ(米ワシントン州)時事】今季の日本女子プロゴルフツアーで初優勝を含む3勝を挙げている竹田麗央が、初の海外メジャー挑戦で堂々のプレーを披露した。今月2日まで行われた全米女子オープンと、23日終了の全米女子プロの両選手権で決勝ラウンドに進出。躍進を遂げた成長著しい21歳は「大変だけど、やっぱり楽しいのが一番」と充実感たっぷりに振り返った。
全米女子オープンでは優勝した笹生優花が話題の中心だったが、9位の大健闘。全米女子プロでは初日107位の出遅れから巻き返し、ラウンドごとに順位を上げた。難コースとの戦いを耐え抜いて32位でフィニッシュ。「自分のショットをしっかり打っていければバーディーがちゃんと来る」と自信を深めた。
国内ツアーではメルセデス・ランキングで首位を走り、賞金ランクは2位。166センチの体格から飛距離を生かしたダイナミックなゴルフはポテンシャル十分だ。課題は多彩な小技を求められるグリーン周りで、「バリエーションをもうちょっと増やせたら。たくさん練習したい」。この後、欧州で残すエビアン選手権、全英女子オープンのメジャー2大会も見据え、さらなるレベルアップを誓う。
熊本出身で叔母には1993年、94年に日本ツアー賞金女王となり、米ツアーでもプレーした平瀬真由美さんがいる。竹田もまた「(米ツアーには)行きたい。移動は大変なので、覚悟ができたら。(英語も)勉強しようと思った」。海外メジャーで経験を重ね、将来の夢は大きく膨らんだ。


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