渋野日向子 今年の漢字は「感」 「感謝の気持ちもあった。色んなことを感じた一年」

特技の習字を披露した渋野日向子(カメラ・富張萌黄)

 女子ゴルフで日米通算7勝の渋野日向子(サントリー)が3日、都内で開催されたピンゴルフのファン感謝デーに参加した。イベントではサイン会やトークショーに参加し、ファンとの交流を楽しんだ。「すごく楽しい一日。ゴルフ場ではないのが初めてで、新鮮だった。ファンに喜んでもらえてすごくありがたい」とオフならではの試みに笑みを浮かべた。

 特技紹介のコーナーでは、小1から9年間習っていた習字の腕前を披露した。男子プロの宋永漢(ソン・ヨンハン、韓国)と「感謝」という字で対決。途中、漢字を思い出せないハプニングもあり、会場は笑いに包まれた。今年の漢字にも「感」を挙げた渋野。「感謝の気持ちもあった。色んなことを感じた一年」と話した。「(5大メジャーの)全米女子オープンと全米女子プロでトップ10に入れたが、それ以外は残念な結果で、もったいない一年だった。悔しい気持ちもあったけど、去年、一昨年の終わり頃のゴルフの調子を考えたら、アメリカツアーの中では今までで一番、すがすがしかった」と今季を振り返った。

 また、イベントの中では2019年のメジャー、全英女子オープン優勝記念の純金製パターが贈呈された。「めちゃくちゃ重たい。衝撃だった」と手にした重みに、驚きの表情を見せた。ピン社では世界各地のツアーで同社のパターを使用し、優勝した選手にゴールドパターを製造している。通常のトーナメントは金メッキなのに対し、メジャー覇者には純金製。いざ手元に届いたメジャーチャンピオンの証しに「どうすりゃいいかわからん」と笑った。

 来季に向けてはオフに合宿を予定。すでにトレーニングもはじめフィジカル面の改善に重点的に取り組んでいる。「優勝したい気持ちがある。一年を通して安定したゴルフができるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。

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