【チャンピオンズC】ラストランのレモンポップは連覇へ向け単走で力強い伸び 田中博康調教師「いいストライド」

単走で追い切ったレモンポップ(カメラ・荒牧 徹)

◆第25回チャンピオンズC・G1(12月1日、中京競馬場・ダート1800メートル)追い切り=11月28日、美浦トレセン

 昨年の覇者レモンポップ(牡6歳、美浦・田中博康厩舎、父レモンドロップキッド)は、Wコースで6ハロン82秒4―11秒3の好時計。全身から覇気のあふれるパワフルな走りで、軽く仕掛けられるとしまいはグイッと伸びた。仕上がり途上だった前走の南部杯に比べると動きは確実に上向いている。田中博調教師も「力強いフットワークで、いいストライドでした。順調にきています」と、手応えを口にする。

 通常は併せ馬で追い切りを行うが、今回は単走を選択。「昨年のチャンピオンズCから兆候は見られていたのですが、今年に入ってから少し気持ちの高ぶりが見られるようになっているので、もろもろ考えて単走にしました」とトレーナーは理由を説明。ラストランを前にメンタル面の課題も出てきているが、「厩舎にとって初重賞、G1をとらせてくれましたし、海外にも初めて連れて行ってくれた。とてもいい経験をさせてもらっている馬。結果を出せるよう、厩舎一丸となってやっていきます」と前を向いた。G1級6勝目を挙げ、有終の美を飾る。

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