「グニャグニャ」新練習器具効果で好発進! 4年前の覇者・原英莉花が年少3位でのメジャー4勝目へ1差2位
◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 第1日(21日、宮崎・宮崎CC=6497ヤード、パー72)
20年大会覇者の原英莉花(25)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が7バーディー、2ボギーの67で回り、5アンダーで首位と1打差の2位で好発進。25歳283日の年少3位でのメジャー4勝目を達成し、2週後に迫る来季米ツアー出場権をかけた最終予選会(12月5日開幕、米アラバマ州)へ弾みをつける。ツアー2勝の桑木志帆(21)=大和ハウス工業=が66で単独首位発進した。
4年前に制した思い出深いコースで原が躍動した。3番で残り130ヤードから9アイアンで3メートルにつけてバーディーを奪うと、4番で1メートルのバーディー。6、7番でも伸ばし、後半は10番から3連続バーディーを奪った。「序盤から久しぶりにいいプレーができて、流れを切りたくなかった。思い切りアイアンショットを打てて、距離感が合っていた」とうなずいた。
16、17番で連続ボギーを喫したが、1打差2位の好発進。67は20年大会初日と同じスコアとなり「超えたかったー」と悔しがる余裕もあった。米2次予選会のため、10月の国内3戦を欠場し、11月に復帰後は34位、48位。最終戦の今週はドライバーのヘッドを替え、新たな練習器具も用意した。メーカーに作製依頼したというシャフトの軟らかいドライバーを練習時に使用。「グニャグニャの。(打球を)左に行かせたくないと下半身が止まり、振り抜きが悪くなるのを修正したかった」と明かした。
ツアー5勝中3勝がメジャー。同4勝目なら畑岡奈紗、樋口久子に次ぐ年少3位で達成だ。「今年優勝がないので優勝したい。もう一回赤いジャケットに袖を通したい」。日本で“置き土産V”を手にし、米ツアーの最終予選会に気持ち良く向かう。(岩原 正幸)
11/22 06:25
スポーツ報知