河村勇輝、15得点、16アシスト Gリーグ初“ダブルダブル”達成 超絶パス連発 チームは接戦の末に勝利

◆バスケットボール ▽NBA下部Gリーグ メンフィス・ハッスル―オセオラ・マジック(20日)

 NBAグリズリーズとツーウェー契約し、日本人4人目のデビューを果たした河村勇輝が、傘下のメンフィス・ハッスルで、オセオラ・マジック戦に出場。15得点、16アシストでGリーグ初の“ダブルダブル”をマークした。チームは123―118で勝利した。

 Gリーグ2戦目の出場となった河村はこの日、前半だけで10アシストを記録。得意なノールックでのアシストや、速攻では一気に駆け上がりながら、ドリブルの流れでロングパスを通す超絶アシストも見せて会場を沸かせた。

 3ポイントシュート(3P)は8本放ち3本成功、フィールドゴールは12本放ち、4本成功で初の2桁得点を挙げた。

 試合は最終第4クオーター(Q)、残り約1分30秒で同点の大接戦に。ハッスルは残り1分12秒にフリースローで勝ち越すと、残り37秒には河村のパスから3Pを沈めて貴重な追加点。河村も笑顔を見せた。ハッスルはその後も得点を重ねて、最後まで逃げ切った。

 河村は、今夏にNBAグリズリーズとキャンプ参加のための「エキシビット10」契約に合意。10月からキャンプに参加した。プレシーズンマッチでアピール。10月19日にチームと、下部Gリーグのチームに所属しながらNBAの試合に一定数出場可能な「ツーウェー契約」を結び“昇格”した。

 10月25日のロケッツ戦で日本人4人目&Bリーグ出身者から初のNBA選手として歴史に名を刻んだ。11月6日のレイカーズ戦では出場6戦目にして、獲得したフリースロー2本を沈め、NBA初得点を記録。11月8日のウィザーズ戦では初の3Pを決めた。

 11月15日には傘下ハッスルでGリーグに初出場し、7得点、10アシスト、4リバウンドをマークしていた。

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