河村勇輝、7得点、10アシスト、4リバウンドとGリーグデビュー戦で躍動…先発もチームは惜敗

◆バスケットボール ▽NBA下部Gリーグ メンフィス・ハッスル―オクラホマシティ・ブルー

 NBAグリズリーズとツーウェー契約し、日本人4人目のデビューを果たした河村勇輝が、傘下のメンフィス・ハッスルで“Gリーグデビュー”した。ホマシティ・ブルー戦に先発し、7得点、10アシスト、4リバウンドをマーク。チームは、121―132で敗れた。

 ハッスルの赤色ユニホーム姿で、スターティングメンバーに名を連ねた河村。第1クオーター(Q)から積極的に3ポイントシュートを放ち、1本成功。レイアップでもシュートを決め、同Qで5得点。第2Qもアシストでは、味方のアリウープダンクを演出し、ノールックで自らの股の下にボールを通す技ありパスで魅せるなどした。前半は63―67で折り返した。

 後半も河村は第3Qの最初から出場。第3Q残り6分20秒では4つ目のファウルをとられ一度、ベンチに下がった。105―112の最終第4Q中盤に再びコートに入り、3Pを狙うも、この日はなかなか決まらず。だが、ダブルクラッチで得点を重ねるなどした。河村はこの日、フィールドゴールが12本中3本、3ポイントシュートは6本中1本とシュートタッチは調子が上がらなかった。

 河村は、今夏にNBAグリズリーズとキャンプ参加のための「エキシビット10」契約に合意。10月からキャンプに参加した。プレシーズンマッチでは、全5試合に出場し、1試合平均約15分で3・4得点、4・2アシストを記録し、アピール。10月19日にはチームと、下部Gリーグのチームに所属しながらNBAの試合に一定数出場可能な「ツーウェー契約」を結び“昇格”した。

 10月25日のロケッツ戦で日本人4人目&Bリーグ出身者から初のNBA選手として歴史に名を刻んだ。11月6日のレイカーズ戦では出場6戦目にして、獲得したフリースロー2本を沈め、NBA初得点を記録。11月8日のウィザーズ戦では初の3Pを決めた。

 NBAには今季8試合出場し、合計8得点、6アシストしている。

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