尊富士 4場所ぶり幕内での勝ち越しで2敗守るも冷静、「特に変わりはない。残り5日間も自分の相撲を」

尊富士(左)が押し倒しで明生を破り勝ち越しを決める(カメラ・今西 淳)

◆大相撲 ▽九州場所10日目(19日・福岡国際センター)

 西前頭16枚目・尊富士(伊勢ケ浜)が、110年ぶり新入幕Vを果たした3月の春場所以来となる幕内での勝ち越しを決めた。西前頭11枚目・明生(立浪)との激しい押し合いを押し倒しで制して8勝目。給金直しにも「特に変わりはない。残り5日間も自分の相撲を取りきって終わりたい」と振り返った。

 新十両だった初場所で優勝、春場所では新入幕優勝、先場所は十両優勝と、関取になってから“皆勤すれば優勝”という無類の強さを誇る。そして今場所も2敗を守り優勝争いにも顔を出すが、「優勝争いは意識しない。争っていると思っていない」と、目の前の一番に集中する。

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