隆の勝がトップタイ1敗を守る 初賜杯へ「これだけ勝てているので、自信満々で臨める」…9日目での勝ち越しに笑顔

隆の勝が突き落としで狼雅を下す(カメラ・豊田 秀一)

◆大相撲 ▽九州場所9日目(18日・福岡国際センター)

 東前頭6枚目・隆の勝(常盤山)が、東前頭8枚目・狼雅(二子山)を突き落として、自身2度目となる9日目での勝ち越しを決めた。「緊張感も多少はあったが、土俵に上がったら吹っ切れた。勝ち越しを決められて気分がいい」と満面の笑みを浮かべた。

 前回9日目での勝ち越しを決めた20年春場所では終盤まで賜杯を争い、12勝3敗の好成績。7月の名古屋場所でも12勝3敗で横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)と優勝決定戦を演じるなど、優勝争いの経験は十分にある。関脇経験もある実両者は「名古屋の時と似たような感覚はある」と現在の状態を語った。現在はトップタイの1敗で先頭を走る。「上位には大関がいる。まだ片手もかかっていない」と謙遜したが、「これだけ勝てているので、自信満々で臨める」と初賜杯への意欲を示した。

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