元WBAアジアスーパーバンタム級王者の現役警察官ボクサー、杉田ダイスケが小中学生たちにボクシング教室

マスボクシングで中学生を指導する杉田(左=カメラ・石井 睦)

 元WBAアジアスーパーバンタム級王者で現役警察官の杉田ダイスケ(36)=金子ジム=が17日、札幌市北区体育館で道内の小中学生を対象としたボクシング教室(札幌インフィニティライオンズクラブ主催)を行った。

 参加選手は約30人。12月20日にダウス・リテ(23)=中国=とのフェザー級8回戦(東京)を控える杉田は、自らの練習も兼ねた18ラウンドぶっ通しのマスボクシングで技術指導し、「楽しくてアッという間。いい練習になった」と心地よさそうに汗をぬぐった。

 駿台学園高から強豪・東京農大に進み、警視庁に入庁してからプロ転向。2019年にWBAアジアスーパーバンタム級王者、23年にはWBCアジアフェザー級シルバー王座も獲得した。現在は麹町警察署に巡査長として勤務し、夜勤明けでも練習に励む。講演では「オッサンでも頑張っている。夢を持って継続することが大事」と強調し、「ポリスボクサー2世も出てきてほしい」と期待した。(石井 睦)

 長谷川勝将くん(千歳北陽小6年、千歳ボクシングジム)「重心移動やパンチの打ち方、よけ方が勉強になった。試合に生かしたい」

 大山漣くん(江別中央中1年、岩見沢ボクシングクラブ)「上半身の使い方など隅々まで教わった。公式戦デビューが楽しみ」

ジャンルで探す