石川遼「楽しかったけど、悔しかった」 松山英樹との2日間で得た収穫を残り2戦へ

12番、ティーショットを放つ石川遼(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 最終日(17日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)

 前週の三井住友VISA太平洋マスターズ優勝の石川遼(カシオ)は3バーディー、2ボギーの70で回り通算4アンダーで48位だった。「4日間、グリーンになかなか合わせられなかった。ロングパット、ミドルパットにいたってはほぼ入っていない。ラインの読みが薄めになっちゃっていた」と振り返った。

 予選ラウンド2日間は松山英樹と同組だった。「先週は優勝争いの緊張があったけど、今週は英樹とプレーするっていう高揚感みたいなものがあった。めちゃくちゃ楽しかったけど、悔しかったっていうのもすごいあった。スコアではなく自分のやりたいことができなかったっていうことの方が何倍も悔しいし、ああいう状況でできないんだなっていうことが分かったことは収穫」と話した。

 「優勝争いではなく、スタートのゼロの状態から全員が出たときの緊張感っていうのは最近なかった。いい経験だった。得た収穫を、来週以降につなげていきたい」。賞金ランクトップとの差は3188万円に開いたが、順位は6位から5位に浮上した。最終戦の日本シリーズJTカップ(11月28日~12月1日・東京よみうりCC)までの残り2戦は、ともに優勝賞金が4000万円の高額大会。まずはホスト大会となる次週のカシオワールドオープン(21~24日、高知・Kochi黒潮CC)へ、今週の収穫を持ち込む。

ジャンルで探す