大関・豊昇龍、熱海富士の勇み足で無傷の6連勝「何より勝ったことが良かった」

◆大相撲 ▽九州場所6日目(15日・福岡国際センター)

 大関・豊昇龍(立浪)が逆転で初日から6連勝とした。立ち合いは突っ張っていくが、西前頭3枚目・熱海富士(伊勢ケ浜)に受け止められた。右差しを抱えられ、のど輪で起こされるとじりじり後退。先に土俵を割ったかに思われたが、軍配は大関に。物言いがつくも、相手の左のつま先がわずかに先に出ており、判定通り勇み足で白星を拾った。支度部屋では「危なかった。相撲に関しては良くなかった、何より勝ったことが良かった」と、普段より厳しい表情で話した。

 取組前まで熱海富士との対戦成績は2勝4敗、3連敗と苦手にしていた。「やっぱり相手が重い。やりにくいではないけど、負けている相撲を考えると全部胸が合っている。毎場所でかくなっている気がする」と話した。相手の体重が189キロをあることを聞くと「それは重いね」と、冷静に分析する場面もあった。

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