上田桃子を最後まで見守った母・八重子さん「頑張り屋さんで、正直者で、優しい」「第2の桃子のステージが始まる」

17番、バーディーパットを決めて笑顔を見せる上田桃子。後方は新岡隆三郎キャディー (カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス 第2日(15日、愛媛・エリエールGC松山=6575ヤード、パー71)

 この試合を最後に第一線を退くことになったツアー通算17勝の上田桃子(ZOZO)の母・八重子さん(75)が試合後、取材に応じ、思い出を語った。

 「さみしいというのはないんです。今までできたことがありがたいなと思っています。(毎試合ラウンドを見守り)本当にまさか20年になるとは思わなかった。ゴルフって1人ではできない。支えがあってここまで来られた。いつも娘には(現状が)当たり前と思ったらダメだよと伝えていました。ボランティアさん(を含め周囲)が支えてくださるからできるんだよって。だから感謝しかないですね。本当にありがたいです。(桃子は)頑張り屋さんで、正直者で、本当に優しいんです。(ラストイヤーとなった)今年は本当に気合いが入っていました。練習もしすぎというくらい。(やめるんだなと感じたのは)3か月前くらい。そこからずっと練習して、休んでいないと思います。やり切って終わりたいんだなって。今まで以上に練習するので、私はそれがびっくりでした。1000球、2000球打つんです。最後まで練習して終わりたいって。(これからは)“第2の桃子のステージ”が始まるなと思って、楽しみにしています(談)」

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