松山英樹「出だしビックリ」からのバーディー発進 10年ぶり大会制覇へ2差8位 今季初日本ツアー 

16番、ティーショットを放つ松山英樹(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第1日(14日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)

 今季初の日本ツアー出場で2014年大会覇者の松山英樹(LEXUS)は5バーディー、1ボギーの4アンダー67をマークし、トップと2打差の8位につけた。「昨年に続きたくさんのギャラリーがついてくれてうれしかった。最初の何ホールかはドタバタ3人ともしていたけど、それなりにいいプレーができたと思う」と振り返った。

 スタートの10番でドライバーでのティーショットを左に曲げたが、木に当たりほぼ真横のフェアウェーへ戻った。248ヤード残った第2打を5番ウッドでピン右奥3メートルへ運び、ピンチ一転沈めてバーディー発進を決めた。「出だしビックリしたけど、後半はティーショットに関しては少しましになったのでよかったと思う」と話した。

 11、12番とパーをセーブし、16番は第2打を1メートル弱につけて伸ばし、18番パー5は2オンに成功し、バーディー。トップに並んで折り返した。7番パー5はグリーン手前からの第3打を50センチに寄せ、8番ではピン左手前3ヤードのエッジからウェッジで放り込み、連続バーディーを奪った。

 予選ラウンドは、前週の三井住友VISA太平洋マスターズで通算20勝目を挙げた石川遼(カシオ)、今年の日本アマを最年少15歳で制した16歳アマチュア・松山茉生(まお、福井工大福井高1年)と同組。ツアーで6年ぶりのラウンドとなった同学年の石川と談笑する場面もあった。

 「練習ラウンドでは回っているので6年ぶりという感じはしない。先週のこととか、他の選手のことを話した」といい、茉生については「飛距離はすごいし、振り感がいい。距離には実際表れていないものが見られたし、ポテンシャルがすごい」と印象を語った。ホールアウト後は1時間近く球を打ち、コースを離れた。上々のスタートを決め、第2ラウンドへ「1番ホールで左に曲げないように気をつけます」とほほえんだ。

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