坂本花織「メイクするのに支障が出るぐらい手が震えた」緊張乗り越え、今季世界最高の78・93点で貫禄の首位発進

ショートプログラムで演技をする坂本花織(カメラ・今成 良輔)

◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ 第4戦・NHK杯 第1日(8日、東京・国立代々木競技場)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、GP第2戦スケートカナダを制し、連勝を狙う世界女王・坂本花織(シスメックス)が、78・93点の今季世界最高得点をマークし、首位発進。2大会ぶり3度目のNHK杯制覇&12月のGPファイナル(フランス・グルノーブル)進出に王手をかけた。

 演技後のインタビューでは「78点が出たのはすごくうれしいな、と思いました。最近は75点を下回っていたこともあったので。最初から最後まで落ち着いて、いい緊張感の中で集中してできたので、そこは良かったかなと思います。会場に入る前から緊張していて、メイクするのに支障が出るぐらい手が震えていたんですけど、来る途中とか、会場に着いてから、いろんな日本人選手と会って、映像を見てすごいなと思っていたところだったので、みんなに励まされてすごいパワーをもらえたので、なんとかいい集中に切り替えてできました」と安堵(あんど)の表情で振り返った。

 女子フリーは9日に行われる。「とりあえず、きょうの結果はきょうで喜びはしまっといて、明日また仕切り直して、集中して最後まで滑り切れたらなと思います」と意気込んだ。

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