元旭道山の甥で東洋太平洋王者・波田大和が計量クリア 「強くなっているところを見せたい」
◆プロボクシング ▽ライト級(契約体重132ポンド=約59・8キロ=以下)10回戦 波田大和―プレスコ・カルコシア(2日、東京・後楽園ホール)
前日計量が1日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで行われ、契約体重132ポンド(約59・8キロ)以下(ライト級相当)のノンタイトル10回戦に出場する東洋太平洋スーパーフェザー級(58・9キロ以下)王者・波田大和(帝拳)は100グラムアンダーの59・7キロで一発クリア。対戦相手のプレスコ・カルコシア(フィリピン)は59・1キロでパスした。
戦績は27歳の波田が15勝(14KO)2敗、28歳のカルコシアが12勝(9KO)4敗1分け。
計量後、取材に応じた波田は「今回はキャッチウェートなので、気持ち的には少し余裕があったけど、つらくないとは…。でも、メッチャ、元気です」と力を込めた。
大相撲の元小結・旭道山こと波田和泰さんのおいである波田は6月、当時の東洋太平洋王者・坂晃典(仲里)に3回TKO勝ち。待望の初タイトルを手にした。今回は防衛戦ではないが「誰と戦うかということより、その試合、そのリングでしか自分のうまくなっているところ、強くなっているところは見せられない。ちゃんといいパンチ見せて、波田が強くなっているっていうのを見せたい」と意気込んだ。
対戦相手の映像は確認し「フックが結構怖いっていうが、ストレートも飛び込んで打ってきたりと、待ちの姿勢からいきなり出てくることがあるので、そこはちょっと油断したら危ないと思いました」と警戒する。
地域王者となったが、「これまでと全然変わりません。ジムでもいじられますし」と苦笑い。それでも「チャンピオンなので、しっかり自信を持ちたいなってのはあります」と波田は言葉に力を込めていた。
11/01 15:38
スポーツ報知