駒大の佐藤圭汰は出走なし 篠原倖太朗は補欠に温存、伊藤蒼唯、山川拓馬も順当にメンバー入り…全日本大学駅伝

駒大・佐藤圭汰

 今季の学生3大駅伝第2戦、全日本大学駅伝は11月3日、名古屋市熱田神宮西門前スタート、三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴールの8区間106・8キロで行われる。1日、各チームの1~8区と補欠5人の区間登録が発表され、大会5連覇を狙う駒大は前回5区2位の伊藤蒼唯(3年)を3区、同8区区間賞の山川拓馬(3年)を8区に配置。主将の篠原倖太朗(4年)、10月の出雲駅伝1区を担った桑田駿介(1年)は補欠に温存された。

 前回2区区間新記録の佐藤圭汰(3年)は登録なし。故障の影響で出雲駅伝は登録メンバーにも入っておらず、今回も出走なしとなった。

 出雲駅伝出走は逃したが、直後に行われた出雲市陸協記録会5000メートルで13分49秒71の自己ベストで1位になった谷中晴(1年)は4区に登録された。

 駒大は昨季、出雲駅伝、全日本大学駅伝で圧勝したが箱根駅伝でまさかの2位。今シーズン前半は5月の関東インカレで入賞者が2人と大苦戦だったが、夏は主将の篠原を筆頭に着実に底上げした。出雲駅伝では首位争いに絡むも、最終6区で篠原が国学院大の平林清澄(4年)に競り負け2位となった。

 国学院大、駒大、青学大の「3強」を中心に、出雲駅伝4位の創価大、同6位の早大、同7位の城西大、さらには今年の箱根駅伝13位で出雲駅伝には出場できなかった中大なども序盤に流れに乗れば優勝争いに加わる力を持つ。

 全日本大学駅伝は2018年から区間割が大きく変更され、7区が2番目に長い17・6キロ、最終8区が最長の19・7キロとなった。駅伝は「先手必勝」が鉄則だが、主力選手を序盤の区間に投入するか、終盤の長い区間に残すか、各校の戦略も大会の見所となる。

 全日本大学駅伝の大会ルールでは、出場各校が10月9日に選手16人を登録。その中から10月31日正午までに1~8区の選手と補欠5人を登録。レース当日の午前6時30分まで区間登録選手と補欠登録選手を3人以内、交代できる。

 駒大の区間登録選手と補欠は以下の通り。

▽1区( 9・5キロ)島子 公佑(2年)

▽2区(11・1キロ)金谷 紘大(4年)

▽3区(11・9キロ)伊藤 蒼唯(3年)

▽4区(11・8キロ)谷中 晴(1年)

▽5区(12・4キロ)村上 響(2年)

▽6区(12・8キロ)安原 海晴(2年)

▽7区(17・6キロ)森重 清龍(3年)

▽8区(19・7キロ)山川 拓馬(3年)

▽補欠        

篠原倖太朗(4年)

吉本 真啓(4年)

帰山 侑大(3年)

山口 真玄(3年)

桑田 駿介(1年)

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