渋野日向子「全力で空回りはしたけど楽しめた」 イーブンパーで56位スタート

3番、バーディーパットを決め、ギャラリーの声援に応える渋野日向子 (カメラ・馬場 秀則)

◆米女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック 第1日(31日、滋賀・瀬田GC=6616ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、渋野日向子(サントリー)は4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー72で回り、トップと9打差の56位と出遅れた。「アンダーで回りたかった。すごくもったいないホールも多かった」と振り返った。

 7番でティーショットを左がけ下に打ち込みながら、残り123ヤードの第2打を9アイアンでグリーンへ運びパーをセーブした。12番パー3では2オン3パットのダブルボギーを喫したが、15番パー3でピンそば1メートル強に絡め、16番は第2打を1メートル半につけ、連続バーディーを奪うなど見せ場を作った。

 スタートホールから大勢のギャラリーがロープ脇を埋めた。「これまでもあまりいい感じのゴルフができていなかったし、心も体も疲れているみたいな感じはあった。日本に帰ってきて、こうしてたくさんのギャラリーさんの前でプレーできることは本当にありがたい」と感謝。「全力で空回りはしたけど、自分の中では楽しめた」と笑顔を見せた。

 2週前の米ツアー、BMW女子選手権を体調不良で欠場した。8月のmeijiカップ以来となる国内ツアーで、応援の力が心に染みる。「今日もなんだかんだ爆発していたけど、明日はいい方に爆発してくれたら。自分の中で4日間楽しんでできたな、と思えるように頑張りたい。気持ちも前向きなので、できるだけ空回りの数を減らしたい」。表情明るく、2日目以降を見据えた。

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