パリ五輪柔道代表の斉藤立が手術 五輪前の「5月頃から右手に力が全く入らなく」受け入れるまで「精神的にも辛く」と明かす

斉藤立

 パリ五輪の柔道男子100キロ超級日本代表の斉藤立(たつる、22)=JESグループ=が31日までに自身のインスタグラムを更新。手術を受けたことを明かした。

 斉藤は「ご無沙汰しております」とつづり始めた後に状況を説明。「実は5月頃から右手に力が全く入らなくなり、オリンピックが終わって、精密検査をしたところ思っていたよりも悪く、本日手術をしました」と具体的な箇所は記さなかったが、30日に手術を受けたことを報告。同時にベッドにあお向けになり点滴を受けている姿をアップした。

 自らの精神面についても言及。「手術という話になり、それを受け入れるまでは精神的にも辛(つら)く人とも会えない状況でした。怪我のみならずここまで自分にとって良くないことばかりでした。色々な人に色々なことを言われて、絶対に見返そうと決意した矢先のことでした」と記述。その上で「全てどうでもいいと思っていましたが、こんなところで夢を諦めたら1番ダサいと思いました。俺は絶対に諦めないです。誰に何を言われようがまた戦いの舞台に戻ってきます。応援よろしくお願いします」と決意を述べた。

 斉藤は初出場のパリ五輪では3位決定戦で敗れ、メダルを逃した。フランスとの混合団体決勝は代表戦にもつれ、デジタルルーレットで斉藤の階級が選出。一度敗れていたテディ・リネールに連敗を喫した。

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