小林陵侑「唯一、取ってないタイトルなのでほしい」世界選手権金メダルに照準…新シーズン始動会見

会見する小林陵有(カメラ・清水 武)

 全日本スキー連盟は22日、都内で2024―25年、新シーズンに向けた記者会見を開き、ノルディックスキー・ジャンプ男子で22年北京五輪ノーマルヒル金、ラージヒル銀メダルの小林陵侑(チームROY)は、来年2~3月の世界選手権(トロンハイム)での初の頂点を目標に掲げた。「僕自身唯一、まだ取っていないタイトルなので、ほしいですね。ぜひ期待して見てほしい」と熱く語った。

 プロ転向1年目の昨季は、W杯2勝を含め15度、表彰台に立ち、伝統のジャンプ週間で3度目の優勝と抜群の安定感を誇った。個人総合ではクラフト(オーストリア)に及ばず2位。クールなエースだが、11月から始まるプロ2年目の冬季もタイトルへの思いは強く「毎年、総合を取りたい気持ちで挑んでいる。まずは1勝を目指し、いいニュースを届けられるように」と、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪プレシーズンへ、気持ちを高めた。

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