4階級制覇王者・田中恒成V1戦後の統一戦へ意欲「この試合は四団体統一への始まり」

計量をクリアしフェースオフする田中恒成(左)とプメレレ・カフ(カメラ・岡野 将大)

◆プロボクシング▽WBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ 王者・田中恒成―同級6位・プメレレ・カフ(14日、有明アリーナ)

 チャンピオン・田中恒成(29)=畑中=の初防衛戦の計量が13日、都内で行われ、田中はリミットの52・1キロ、挑戦者のプメレレ・カフ(30)=南アフリカ=は52・0キロでともに1回でパスした。

 田中にとっては8か月ぶりのリング。当初7月に予定されていたV1戦は、対戦相手の計量失格により試合前日に中止になるアクシデント。今回のカフはきっちりと計量をクリアし、試合は実現するが「当たり前のこと」と表情ひとつ変えず言い切った。

 大きな目標へのスタートとなる。田中が望むのはスーパーフライ級での四団体統一。WBA、IBFは井岡一翔(志成)を下したファルナンド・マルチネス(アルゼンチン)、WBCはジェシー・ロドリゲス(米国/帝拳)と、ともに世界的な評価を得る王者たち。「今回の試合が最終的な目標で無く、今回の試合は四団体統一への始まり。熱い試合をします」と、圧倒的に勝利し、強豪王者たちとの統一戦実現を狙う。

 戦績は田中が20勝(11KO)1敗、カフは10勝(8KO)3分け

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