サニブラウンが中高生を熱血指導「目標や夢につなげてもらえれば」 13日には短距離大会も企画

トレーニングキャンプを終えて中高生と記念撮影するサニブラウン(前列中央)(カメラ・林直史)

 陸上男子100メートルでパリ五輪代表のサニブラウン・ハキーム(東レ)が12日、都内でトレーニングキャンプを開催し、将来有望な中高生12人を指導した。

 約2時間の交流では身ぶり手ぶりや実演も交えながら、個別の質問にも丁寧に応じた。「いつも教わっている側なので、ものすごい新鮮。感覚的な部分が多いので、そこを言語化して、子供たちに分かってもらうというのは難しい部分ではあった」と汗を拭い、「どれが正解というのはないと思うので、頭の片隅に置いて、どこかで生きてくれれば」と願った。

 13日には自身が日本陸上界を盛り上げるために企画し、小中高生を対象とした短距離の決勝大会「DAWN GAMES FINAL Powered by TORAY」を開催する。2日間の試みを通じ「小さなきっかけが、大きなものに結びつけばと思う。いろんなものを見て、聞いて、経験して、持ち帰って。自分なりの考えを出して、それを目標や夢につなげてもらえれば」と期待を込めた。

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