スケボー白井空良が逆転で初優勝「自分の弱さに勝った」2位に根附海龍、3位に小野寺吟雲で日本勢表彰台独占…Xゲーム

白井空良

◆Xゲーム 最終日(22日、千葉・幕張メッセ)

 スケートボード男子ストリート決勝で、パリ五輪4位の白井空良(ムラサキスポーツ)が最終3本目に94・66点をマークし、逆転で初優勝を飾った。根附海龍(DC Shoes)が2位、前回覇者の小野寺吟雲(ぎんう)が3位に入り、日本勢が表彰台を独占した。

 45秒間に技を繰り出す「ラン」を3本行い、最高得点で競う決勝。白井は首位で迎えた自身3本目の直前に根附に逆転された。今夏のパリ五輪でも、堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)が逆転金メダルになったことで、3位から4位に転落し、メダル圏外に落ちた。しかしこの日は3本目でさらに得点を伸ばして再逆転し優勝をもぎ取った。大歓声に両手を挙げて応えた白井は「自分はそういう展開が多い。自分が乗れば勝てるのはわかっていますが、それが出来ないのがずっと悔しくて葛藤していました。今日、成功することが出来た。自分の弱さに勝ったことがすごいうれしかった」とかみしめた。

 28年ロス五輪については「4年後のことはまだ考えられない」としたが「1つ1つの世界大会で優勝できるようにすれば、近づいてくるのかな」と前向きだった。

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