友風が前半を5勝3敗で折り返す 「師匠の教えだと思います。それが結果に出ています」

友風(左)を送り出しで下す白鷹山カメラ・中島 傑)

◆大相撲秋場所8日目(15日、東京・両国国技館)

 今年6月に二所ノ関部屋から独立した中村部屋の部屋頭、東十両11枚目・友風が西8枚目・白鷹山(高田川)に送り出しで敗れ、5勝3敗となった。

 試合内容には何度も首をかしげた。「右を外された? そうですね。何もいいところがなかった。見せ場もまったくなかった」。

 それでも、中日までの中村部屋の力士の成績を聞かれると前かがみになった。同じ十両の嘉陽が6勝2敗。幕下・宮城、三段目・西田、阿龍、和気乃風が3勝1敗。寒風山と序二段の加藤が2勝2敗とそれぞれが好成績を残している。

 「親方の指導法がすべて結果で残っていることだと思います」。師匠の中村親方(元関脇・嘉風)は1日3食、午前と午後の2部練など独自の指導方で8人の力士を育てている。「後半ですか? 一日一番、しっかり準備して臨みたいですね」。言葉は少ないが、友風の表情は引き締まっていた。

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