「大谷に被弾→暴言退場→解雇」のメッツ投手が一転して「同情された理由」とは!?

スタジアム

 ドジャース大谷翔平に本塁打を放たれたメッツのホルヘ・ロペスが、事実上の戦力外処分を受けていたことが5月30日に明らかになったが、彼をめぐる事態が変わってきた。

 周知のようにメジャー9年目の右腕は、29日のドジャース戦で8回途中から登板。大谷に14号2ランを浴びた後、次の打者のフリーマンのハーフスイングがボールと判定され激高。放送禁止に該当するような下品な言葉を吐き捨て、退場処分になっていた。

 試合後の記者会見でロペスは、「自分はおそらくメジャー全体で最悪の球団にいる」などと言いたい放題だったが、現在は自身のインスタグラムで、「チームメート、コーチ、ファン、球団フロントに謝りたい」と謝罪。「私の発言にメッツをおとしめる意図はなかった。自分がこのリーグで最悪のチームメートだと言いたかった」と釈明している。

 そんな中、現地のスポーツメディア「Awful Announcing」がXに、「(元アメフト選手で解説者の)ブーマー・アサイアソン氏が、元メッツの救援投手ホルヘ・ロペスの息子が深刻な健康問題を抱え、移植手術を待っていることを知り、ロペスに対して後悔の念を表明した」とポストし、注目を集めている。

「当初はロペスに非難の声が飛び交っていましたが、息子が難病を抱えていることが明らかになって以降は、同情の声が多く寄せられています。ロペスはもともと『瞬間湯沸し器』と呼ばれるほどカッとしやすい性格で、今回はそれがモロに出てしまったようです。とはいえ、なぜ息子の顔を思い出して冷静になれなかったのか、という声も上がっています。退場処分になった日は息子の誕生日でもあったのです」(スポーツライター)

 我が子の記念日に不甲斐ないピッチングをした自分に怒りを覚えた末の暴挙だったのか…。ただ、その代償は大きかったと言わざるを得ないのである。

ケン高田

【写真ギャラリー】大きなサイズで見る

ジャンルで探す