継続試合再開後に痛打、来夏は「絶対に甲子園」誓う 鹿実・大野投手

継続試合が再開され、前日に続いて力投する鹿児島実のエース大野=2024年10月30日午後0時3分、大分市・別大興産スタジアム、酒瀬川亮介撮影

 (30日、九州地区高校野球大会準々決勝 鹿児島実0―5沖縄尚学)

 前日の八回裏、適時三塁打を打たれて3点目を奪われた後に継続試合に。鹿児島実のエース大野はこの日も2死三塁からのマウンドに上がった。しかし、最初の打者を四球で出し、次打者に2点三塁打を浴びた。

 「きょうの八回は抑えなければ(と思った)」。試合後にそう振り返り、「抑えられなかった……力がなかった」と言葉を詰まらせた。

 2年前の選抜に出場した大島のエースで、現在はソフトバンクの大野稼頭央の弟。速球派の兄とは違い、緩急と制球力で勝負する身長166センチの小柄なエースは「(来夏は)絶対に甲子園に行けるように練習して、力のある球を投げたい」と誓った。(酒瀬川亮介)

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