日本シリーズ第3戦でDeNA東が復帰登板へ 「投球は万全の状態」
プロ野球の日本シリーズは29日、みずほペイペイドームに舞台を移し、第3戦が行われる。横浜スタジアムであった第1、2戦ではソフトバンクがともに序盤から先行し、連勝した。第3戦の予告先発はソフトバンクがスチュワート・ジュニア、DeNAが東克樹と発表された。
DeNAは東に連敗ストッパーを託す。クライマックスシリーズ(CS)第1Sの阪神との初戦(12日)で、走塁時に左太もも裏を肉離れした。ベンチを外れ治療に専念した結果、「投球に関しては万全の状態で臨める」と東。
激戦の末にCSを勝ち進んだチームをファン目線で見ていた、という。「投げられないもどかしさのあった中、何としても勝ち進んで欲しいと思っていた」。日本シリーズを含めてここまでの救援陣の踏ん張りに「若い選手がここに来てひと皮むけた。大きな舞台で抑えていい経験ができている」と振り返った。
負ければ王手をかけられる試合。9月に右腕を骨折した捕手山本も合流した。東は「一言で言えば投げられる喜びを感じながらマウンドに立てればいい」と明るい表情で話していた。
対するソフトバンクはレギュラーシーズン9勝、防御率1点台を誇るスチュワートが先発する。28日の練習でマウンド上での投球や守備練習に取り組んだ後、「今までで一番大切な登板となる。全てを出し切りたい」と話した。
10/28 18:31
朝日新聞社