騎手の藤田菜七子が引退 スマホ持ち込み巡る処分発表後に

JRAの藤田菜七子騎手=2021年

 日本中央競馬会(JRA)の藤田菜七子(ななこ)騎手(27)=美浦・根本康広厩舎(きゅうしゃ)=が引退届を提出したことが11日、JRAへの取材でわかった。

 藤田騎手は2023年4月ごろまで複数回にわたり、持ち込みが禁じられている調整ルーム内でスマートフォンを使用し、外部と連絡を取っていたことが判明。10日にJRAから騎乗停止の処分が発表されていた。

 16年3月にデビューした藤田騎手は、JRAの女性騎手で最多となるJRA通算166勝をマーク。19年にはカペラステークス(GIII)で日本人女性騎手として初めてJRA重賞制覇を果たすなど、女性ジョッキーの第一人者として活躍。今年7月にはJRA職員との結婚を発表し、現役を続ける決意を表明していた。

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 JRAは11日午後、藤田騎手の引退を発表した。

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