「人数多いのやっぱり楽しい」一人だった3年生、仲間との野球に喜び

第106回全国高校野球選手権愛知大会 刈谷北―桜丘 八回表刈谷北1死三塁、長沼の右犠飛で三塁走者平岡が生還して勝ち越した=2024年6月29、豊橋市民、戸村登撮影

 八回に逆転を許し、惜しくも勝利に届かなかった。それでも「野球は人数が多いのがやっぱり楽しい。仲間が大切と実感できた」。刈谷北で唯一の3年生、主将の間瀬倖来(こうき)選手は、そうふり返った。

 主将になった昨秋、同級生が次々に退部。昨年12月、自身と1年生4人とマネジャー1人だけに。新入生が入部するまで、後輩と部を守ってきた。

 四回に左前適時打、八回には中犠飛で計2打点。「一人で耐えたときの悔しい思いを打席にぶつけた」。大学に進学しても野球を続けるという。(戸村登)

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