「不快感しかないわ」楽天・辰己 NPBアワードのコスプレ姿に反応冷え冷え…「国歌斉唱でカメラ目線」に続き三度目の炎上にファンもこりごり?

 

 球界きっての“変人”と呼ばれているだけに、「今年も何かやる」との期待はあったが、まさかここまでやるとは。

 

 11月26日に都内のホテルで行われた「NPB AWARDS 2024」で、楽天の辰己涼介外野手が“コスプレ三変化”を披露した。登壇のたびに違った衣装の徹底ぶりだ。

 

 まず最多安打のタイトル表彰時には、侍のちょんまげスタイルで登場。その理由を聞かれると「打者の賞なんで、武者とかけたんですけど……。侍ジャパンもかかっていますし」と説明し、場内は爆笑に包まれた。

 

 

 フライなどで打者をアウトにする「刺殺」の数では、76年ぶりに記録を更新する快挙を成し遂げた辰己。397刺殺を記録し、パ・リーグ特別賞を受賞したが、この表彰では深紅のスーツに身を包んだ。これについて辰己は「ジャック・ザ・リッパーという、刺殺とかけてヨーロッパの殺人鬼です。今後も真摯(しんし)に野球に向き合い、たくさん刺殺をしてチームを救っていきたい」と語った。

 

 最後はベストナイン。この表彰では戦国武将を思わせるような、甲冑姿で登場し壇上に上がった。「プロに入った時から将軍になりたいと思ってやって来た。武士の誉れを忘れずやっていきたい。これで最後です。お騒がせしました」と笑わせ、“辰己劇場”の閉幕を告げた。

 

 こうした“三変化”を見せた辰己だが、こうしたコスプレ姿は恒例のものになっているという。

 

「今年も何かやるんじゃないかとは思っていました。というのも『三井ゴールデン・グラブ賞』の授賞式では、2022年は金のジャケット、2023年は真っ白のスーツで登場し、『このような素晴らしい式典で、新郎として来させていただきました』といきなり話し始めたんです。というのも辰己は2023年1月に入籍した。そして『新婦を忘れてきたので、代役を連れてきました』と話すと、胸の内ポケットから人形を取りだして、度肝を抜いています。表彰式なので地味なスーツ姿がの選手が多いなか、彼の格好はひと際目立ちました。ただ、どちらもスーツ姿だったのに対し、今年はコスプレ。年々、派手になっています(笑)」(楽天担当記者)

 

 奇想天外な行動でファンを楽しませる一方、行動が行き過ぎたため炎上する結果も。最近では準優勝に終わった『プレミア12』でのこと。しかも2度だった。

 

 11月13日のオーストラリア戦前に『君が代』が流れた際のことだ。ナインは合わせて歌い始めたが、辰己だけが“カメラ目線”だったことを受け、Xでは《本当に恥ずかしい》といった批判が起こった。

 

 また、台湾との決勝直前のナインを前にした“声出し”では「どうも、未来から来ました。未来と言ったら、今日の夜の12時ぐらいから来たんですけど、もう答え言っていいですか? 優勝してます」などとふざけた口調で鼓舞した。これが日本優勝の序曲だったら後々美談として受け入れられていただろうが、台湾には0-4の惨敗。Xでは《二度と代表に呼ぶな!》など、さらにヒートアップした意見が多く寄せられた。

 

 プレミア12での2度の炎上に懲りず、コスプレ姿でふざけ切った辰己の姿は、ファンにはどのように映っているのか。《辰巳まさかの侍姿で登場 おもろすぎる笑笑》といった意見がある一方、「少々やり過ぎ」といった声が多いようだ。

 

《ドレスコードで着る式典を小馬鹿にしてるとしか思えない。新庄は同じことしても最低限の常識はわきまえてるが辰巳は違う。単なる馬鹿》

 

《ちょんまげのコスプレしてNPBアワード出ても辰己って選手自体がもう無理だから全然面白く思えないし、不快感しかないわ》

 

《辰巳寒すぎ。巨人じゃなくて良かった。》

 

「プレミア12の行動で炎上したばかりなのに、すぐの表彰式でコスプレをやるところが辰己らしい。本人はまったく気にしていないようで、球団のほうがヒヤヒヤしています」(同前)

 

 ファンを喜ばせることはいいが、やはりやり過ぎには注意が必要ということだろう。

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