「ド軍優勝はわかっていた」現地記者が解説する“大谷翔平世界一”、大統領選との意外な関係が明らかに
10月31日(日本時間)、ドジャースがヤンキースを7-6で下し、大谷翔平悲願の「世界一」を成し遂げた。
119回の歴史を誇るワールドシリーズ(WS)だが、開幕3連勝したケースは24回あった。だが、いずれもそのチームが世界一に輝いている。大谷翔平が所属するドジャースも今WSで3連勝し、4戦めこそデーブ・ロバーツ監督の“迷采配”で落としたが、5戦めで5点差からの大逆転で見事、世界一に輝いた。
もっとも「2024年のドジャースは、WSに出場した時点で優勝は決まったようなものだった」と、現地でWSを取材した記者はいう。それだけの実力を備えての進出だったということだろうか……。
実は、現地記者がこう断言するのには、あるジンクスがあるという。冒頭のように、現地記者は「3連勝したチームはすべてWSで優勝している」と語るが、WSにまつわるジンクスはもう一つささやかれている。それは、WSと米大統領選の不思議な関係だった。
「日本時間の11月6日に米大統領選が投開票されます。今回はニューヨーク州出身のトランプ前大統領と、カリフォルニア出身で民主党副大統領のハリス氏対決でWS同様“東西対決”という図式になったんです。しかも両者とも地元ファンを公言していて、その意味でもWSと並行して盛り上がっています。
カマラ氏はド軍を意識してか、ネイビーブルーのスーツで演説することが多い。ドジャース関連のグッズ・ショップでは『KamaLA」とドジャースのロゴ『LA』をあしらったTシャツまで発売しているくらいです。
トランプ氏も負けてはいません。2010年7月に亡くなったヤ軍のオーナーだったジョージ・スタインブレナー氏とは特に仲が良かった。トランプ氏はヤンキースタジアムに足を運ぶばかりでなく、次期オーナーの候補の一人とまで言われたほどでした」(現地記者)
トランプ氏としては今回も米大統領選前に、一つの景気づけになるようにヤ軍に優勝してもらいたかったようだが、WSと米大統領選の“不思議な法則”を前にヤ軍勝利は実現しなかった。
「というのも、近年の米大統領選があった年は、なぜかナ・リーグのチームが4回連続で優勝しているんです。2008年はフィリーズ、2012年はジャイアンツ、2016年はカブス、そして2020年はド軍が世界一となっています。開幕3連勝と米大統領選がある年が重なれば、ジンクス的にはド軍の優勝は決まったようなものだったのです」(同前)
ちなみに、ド軍が優勝した1988年と1990年の米大統領選では、ともに副大統領経験した候補のジョージ・ブッシュとジョー・バイデンが大統領となっている。となれば現在の大統領選では、ハリス氏が副大統領経験者に該当するが……。
果たして米大統領選もジンクス通りに動くのか。
10/31 21:00
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