大谷翔平 三冠王も射程内!大記録の陰で古巣・エ軍ワースト96敗に「なんでショウヘイを引き止めなかったんだ」怒るファン
ドジャースの大谷翔平の勢いが止まらない。9月27日(日本時間・以下同)、ナ・リーグ西地区の優勝をかけた2位パドレスとの大一番。大谷は7回裏の決勝打を含む5打数3安打で3年連続優勝に貢献した。
翌28日のロッキーズ戦は、普通ならほっとひと息つき、ベンチからのスタートも考えられたが、大谷に休む選択肢はないようだ。
いつものように1番指名打者で出場すると、初回こそショートゴロに倒れたが、その後はライト前ヒットを2本続け、盗塁も一つ増やした。6回表には3ランホームラン、8回表にはツーベースも放ち、5打数4安打。これで本塁打と盗塁の記録は、「54-57」まで伸ばしている。
「9月8日には打率が2割8分台まで落ちましたが、この日の安打量産で打率は.309まで急上昇しています。本塁打、打点の2冠は確実で、史上初の『50-50』も達成。さらに日本人メジャーリーガー初のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)も確定。両リーグを跨いでの2年連続MVP獲得にライバルは見当たりませんよ。
そればかりか、打率もトップのアラエスと5厘差まで縮めたことで、両者の残り2試合の結果によっては、三冠王も夢ではありません」(スポーツ記者)
大谷は今季、右ひじのリハビリを兼ねながら、打撃に関してはキャリアハイのシーズンを過ごしている。
他方、昨季まで所属していたエンゼルスは今季球団史上最大の屈辱を味わっている。ド軍が地区優勝を決めた同じ日の27日、エ軍はホワイトソックスとの3連戦でスイープされ、今季96敗めを喫した。これは1980年に記録した95敗を抜く、球団ワースト記録となってしまった。
大谷を失ったエ軍は大きな補強もなく、若手の成長に賭けた。そのなかで大谷がかわいがっていたオホッピー捕手、ネト内野手、アデル外野手が揃って20本塁打を記録するなど、一定の成長は見せた。
だが、もはや近年の決まりごととなってしまったレンドン内野手とトラウト外野手の長期離脱が今季もあり、これでは上位進出は望めるわけがなかった。
さらにエ軍ファンが怒りを爆発させたきっかけが、96敗目の相手。ホワイトソックスはシーズン120敗を記録していて、あと1敗で1962年にメッツが記録した121敗と、「今季最弱の相手」だったのだ。
「大谷のド軍移籍が決まった当初のエ軍ファンは、『さらなる高みを目指すショウヘイのためにはいいこと』と言っていました。でも夏過ぎから『なんでショウヘイ引き止めなかったんだ!』といった怒りの声に変っています」(現地記者)
大谷が偉業を達成すればするほど、エ軍ファンの嘆きが聞こえてきそうだ。
09/28 09:40
Smart FLASH