ドジャース・大谷翔平、4戦連続マルチ安打で打率「.310」 盗塁取り消しの記録訂正も「54-58」に更新
DENVER, COLORADO - SEPTEMBER 28: Shohei Ohtani #17 of the Los Angeles Dodgers gestures to his dugout after stealing second base against the Colorado Rockies in the fifth inning at Coors Field on September 28, 2024 in Denver, Colorado. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)
◆ 「54-58」に記録更新
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間28日のロッキーズ戦に「1番・指名打者」でフル出場。4試合連続マルチ安打、2試合連続盗塁をマークした。
ロッキーズ先発は約一週間ぶりの再戦となる右腕センザテーラ。初回の第1打席、カウント1-1から外角のスライダーを振り抜くと、打球速度111.3マイル(約179.1キロ)の弾丸ライナーが右翼フェンスに直撃。あまりの好打球により一塁でストップとなった。
一塁走者となった大谷は2番ムーキー・ベッツの打席、フルカウントからの7球目で二塁へスタート。ベッツがこの投球を一塁手前方へ高く打ち上げると、既に二塁を回っていた大谷は急いで帰塁。一塁には間に合ったものの、この際に二塁ベースを踏まずに帰塁したため、ロッキーズのアピールプレーにより併殺。痛恨の走塁ミスを喫した。
2点リードで迎えた2回表の第2打席は外角低めのスライダーを初球打ち。球足の速い打球が投手の足元を抜けたが、二塁ベース寄りに守っていた遊撃手の正面へ転がり、遊ゴロに終わった。
5回表の第3打席は四球を選んで先頭出塁。続くベッツの打席、カウント2-0からセットポジションに入った投手センザテーラの隙を突いてスタートを切ると、牽制する間もなく今季58個目の盗塁に成功。その後、テオスカー・ヘルナンデスの33号3ランで本塁へ生還した。
6点リードの6回表、再び先頭で迎えた第4打席は2番手右腕クリスウェルと対戦。フルカウントから外角低めのフォーシームを弾き返して右前安打を放つと、次打者クリス・テイラーへの2球目で今季59盗塁目を記録。大台到達へ王手をかけたかに思われたが、試合途中で5回表の盗塁が投手のボークへ記録訂正され、盗塁が1減、6回表の盗塁が今季58盗塁目となった。
7回表、二死一塁での第5打席は3番手右腕チビリに対し、カウント1-2から内角高めのスライダーを捉えるも、右翼手正面への右直。9回表、無死一、二塁での第6打席は4番手右腕ローレンスと対戦。カウント1-1から内角低めのシンカーを一二塁間真ん中へ引っ張ったが、二塁手シャヌクの好守に阻まれ二ゴロに終わった。
この試合の大谷は5打数2安打、1四球、1盗塁で「54本塁打-58盗塁」に更新。山本由伸の復帰後初勝利を援護した。さらに、打率はナショナル・リーグ単独2位の「.310」に上昇。同日の試合に欠場した打率1位のアラエス(パドレス)まで4厘差としている。
09/29 12:06
ベースボールキング