「大きな危機を回避した」遠藤航で正解だった？リバプールが獲得しなかった補強候補が移籍先で問題行動。指揮官と衝突へ

　リバプールは昨夏、シュトゥットガルトに所属する日本代表MF遠藤航を獲得したが、当時エールディヴィジのフェイエノールトにいたトルコ代表MFオルクン・コクチュも補強候補の一人だった。最終的に獲得しなかったが、英メディア『エンパイア・オブ・ザ・コップ』は、危機を回避したとの見解を示している。

　コクチュは2022/23シーズンに公式戦46試合で12得点5アシストを記録。フェイエノールトの主将としてチームを牽引し、6年ぶりのリーグ優勝に貢献している。そして、昨夏の移籍市場でリバプールからも興味を示されたが、ポルトガル1部のベンフィカへ2600万ポンド（約49億2000万円）で移籍することになった。しかし、ベンフィカでは攻撃的MFではなく守備的MFで起用されていることもあり、不満を爆発させてロジャー・シュミット監督と衝突するなど問題を起こしている。

　それを踏まえ、同メディアはタイトルに「遠藤より63%も高いコスト。リバプールは2023年の移籍目標で大きな危機を回避したかもしれない」とつけ、「遠藤がユルゲン・クロップ監督の起用法について公の場で不満を漏らす姿を想像するのは難しい。シュミット監督との関係を修復したいコクチュとは対照的だ。ベンフィカがトルコ人MFを獲得するために支払った金額は、リバプールが遠藤のために支払った金額よりも63％も高い。ここまでのそれぞれのシーズンの結果を見れば、後者の移籍の方がはるかにうまくいっているのは明らかで、リバプールのサポーターは大いに安堵していることだろう」との見解を示している。

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