「決めるのは雇用主」エムバペに決定権なし!母国開催のパリ五輪出場は難しい?PSG残留なら望みあり、レアル移籍なら期待薄

【写真:Getty Images】

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エムバペが、本人の希望とは裏腹に、今夏に母国フランスで開催されるパリ五輪に出場できないかもしれない。特にレアル・マドリードへ移籍した場合は、出場の望みが限りなく低くなると、英メディア『チームトーク』が報じている。

 エムバペとPSGの契約は今年6月末に終了するため、契約延長しなければ別のクラブに移籍する可能性がある。五輪は所属クラブに選手を送り出す義務がないため、PSGに残るならまだしも、移籍先の最有力候補として挙がっているレアル・マドリードと契約した場合は、五輪出場を容認しないかもしれない。また、パリ五輪の男子サッカーの試合は7月24日から8月9日の日程で開催されるが、6月14日から7月14日までEURO2024もあるため、過密日程による疲労や怪我の懸念もある。エムバペはオーバーエイジ枠で母国開催のパリ五輪出場を希望しているが、望みが叶う可能性は低そうだ。

 エムバペも理解しており「決めるのは雇用主だ。もし、雇用主がそれを望まないのであれば、僕は彼らの決断を支持する。それを考えるのに、それほど時間はかからないと思う。イエスならイエス。ノーならノーだ。僕はプレーしたいし、人々もそれを望んでいると思う」と語っている。同メディアは「レアルへの移籍の結果、オリンピック出場を逃す可能性もある」との見解を示した。

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