いよいよヤバイ…。欧州で大苦戦する日本人選手(3)まだ1得点だけ…。日本代表エースが不発続き

【写真:Getty Images】

●FW:上田綺世(フェイエノールト)

 欧州の2023/24シーズンでは、遠藤航久保建英のように順調なシーズンを過ごす日本人選手もいれば、苦戦している選手もいる。今回は、シーズン終盤に差し掛かっている中で苦しんでいる主な欧州日本人選手を紹介する。※成績は3日時点の『transfermarkt』を参照。

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生年月日:1998年8月28日
23/24リーグ戦成績:16試合1得点0アシスト

 上田綺世AFCアジアカップ2023でも4ゴールを決めて、自らが日本代表のエースであることを証明した。順調な代表キャリアを歩む一方で、所属するフェイエノールトでは苦戦している。

 昨季プレーしたセルクル・ブルージュで公式戦23ゴールと得点を量産した上田は、昨夏にフェイエノールトにクラブレコードである800万ユーロ(約11.2億円)の移籍金で引き抜かれた。この額からも期待されていることは間違いないが、リーグ戦で19ゴールを決めているエースのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスを脅かす存在とはなれていない。

 3月2日現在での成績は公式戦26試合で1得点0アシストに留まっており、最後にゴールを決めたのは昨年9月のユトレヒト戦まで遡る。ただ、決してチャンスがないわけではない。ベンチスタートの機会がほとんどであることは事実だが、75分より前の時間帯での投入が多く、アディショナルタイムを含めるとほとんどの試合で20分以上プレーしている。シュートもリーグ戦だけで20本放っており、あとは最後の詰めの部分の精度が改善されれば、自然と数字がついてくるのではないだろうか。

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