いよいよヤバイ…。欧州で大苦戦する日本人選手(2)移籍大失敗…。日本代表MFは出番すら貰えず

【写真:Getty Images】

●MF:鎌田大地(ラツィオ)

 欧州の2023/24シーズンでは、遠藤航久保建英のように順調なシーズンを過ごす日本人選手もいれば、苦戦している選手もいる。今回は、シーズン終盤に差し掛かっている中で苦しんでいる主な欧州日本人選手を紹介する。※成績は3日時点の『transfermarkt』を参照。

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生年月日:1996年8月5日
23/24リーグ戦成績:18試合1得点1アシスト

 鎌田大地のラツィオでの旅は苦戦が続いている。セリエA第27節を消化した時点でのスタメン出場は8試合しかなく、直近は3試合連続で出番がない。

 鎌田は前所属のフランクフルトで結果を残し続けていた。チームとしてはUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝を成し遂げ、個人としてはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では日本人史上初となる3試合連続ゴールを記録。公式戦179試合で40得点33アシストとハイペースで得点に関与するなど、長い期間をチームの中心として過ごしていた。

 ところが、フランクフルトと契約満了となり昨夏に移籍したラツィオでは、先述した通り試合にもあまり絡めていない。マウリツィオ・サッリ監督はチームの絶対的な存在である10番のルイス・アルベルトと鎌田よりフィジカル面で強いマテオ・ゲンドゥージを重宝しており、現状は彼らとポジション争いすらできていない。鎌田とラツィオの現行契約は今季まで(延長オプション付き)であり、このまま序列が変わらないのであれば今夏に再び新天地を求めることになるだろう。

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