リバプールには最高峰の6番がいない?英大手メディアがプレミア優勝戦線を占う「オプションが限られている」

【写真:Getty Images】

『Sky Sports』が現地時間1日、プレミアリーグ2023-24シーズンの優勝争いについて報じている。同メディアは順位表の上位3クラブ、リバプール、マンチェスター・シティ、アーセナルにフォーカスし、それぞれの現状を分析した。首位のリバプールに対し、「ロドリやデクラン・ライスに匹敵する6番がいない」と評価する。

 リーグ戦26試合を終えた段階で、リバプールは首位に立っている。12試合を残し、ビッグ6のうち3チームとの対戦がその中に含まれる。チームは現在怪我人を多く抱えているが、若手や控え選手の台頭によりチェルシーとのカラバオカップ決勝も競り勝った。

『Sky Sports』はユルゲン・クロップ監督が今シーズン限りで退団することについて「確実に、それに由来する感情がアンフィールドの雰囲気を高めるはずだ」と述べ、優勝戦線において「(リバプールが)自信を持つ理由」に挙げた。

 また、「慎重になるべき理由」として、リーグ最高レベルの守備的MFの不在を指摘する。同メディアは「ジョーダン・ヘンダーソン、ファビーニョ、ジェームズ・ミルナー、ナビ・ケイタが退団したあと、リバプールは中盤をほぼゼロから再構築し、驚異的な功績を残している。しかし、彼らにはロドリ(シティ)やデクラン・ライス(アーセナル)に匹敵する6番がまだいない」と述べた。

 今季はサッカー日本代表MF遠藤航がアンカーのポジションに入り、攻守両面で効果的なプレーを見せているが、『Sky Sports』はこの両選手にはまだ及んでいないと評価を下しているようだ。なお、同メディアはチアゴ・アルカンタラの負傷離脱を引き合いに出し、センターポジションにおいて「オプションが限られている」とも指摘した。

 データサイト『FotMob』の採点では、ロドリはチーム内トップの「8.04」、ライスはチーム内2位の「7.64」の評価を受けており、シティとアーセナルを牽引する存在感を示している。

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