優勝候補はどこだ? J1リーグ戦力総合評価ランキング【名古屋グランパス】最大の武器を失う? 再編されたDFライン

【写真:Getty Images】

2月23日、明治安田Jリーグの2024シーズンが幕を開ける。オフの期間には選手の出入りがあり、各クラブはそれぞれ新たな選手を迎え入れている。今回は、開幕を間近に控えたJ1リーグ全20クラブの陣容を分析し、戦力をランキング化した。※情報は18日時点。本ランキングは戦力評価であり、順位予想とは主旨が異なる。
-----------------------------------------------------------------------------
6位:名古屋グランパス
2023順位:6位
監督:長谷川健太(3年目)

 長谷川健太監督の下で戦う3年目の今季、名古屋グランパスは大きく様変わりすることになった。期限付き移籍からの復帰も含めると、新加入選手は14人となり、チームの4割ほどが入れ替わることになった。長谷川監督がかつて指揮を執ったチームは3年目が鬼門となる傾向にあるが、タイトル獲得に向けて大きな勝負に出たと言えるだろう。

 これまでの名古屋の堅守を支えていた藤井陽也中谷進之介丸山祐市が揃って抜けた。Kリーグでの経験豊富なハ・チャンレ、昨季のヴァンフォーレ甲府でAFCチャンピオンズリーグを経験した井上詩音、身体能力の高さが武器の三國ケネディエブスの3人と、野上結貴ら既存戦力が、退団した3人のクオリティに近づくのは決して簡単ではない。

 一方で前線は一気にパワーアップに成功した。2季連続2桁得点の山岸祐也、J1通算96得点のパトリックを獲得し、完全移籍で残留するキャスパー・ユンカーらと分厚い前線を構築する。彼らを活かすワイドプレーヤーとしては山中亮輔、小野雅史、中山克広といった個性の強い面々が加わった。中盤も椎橋慧也の獲得により選択肢が広がるだろう。

 最終ライン以外はレベルが格段に上がったが、これまでの生命線でもあった守備力の高さをキープできるかが焦点になるだろう。

<div class="nextpage"><a href="https://www.footballchannel.jp/2024/02/19/post531944/" target="_blank" rel="noopener"><strong>【1~10位を読む】
【2024年】J1リーグ戦力総合評価ランキング1~10位。優勝候補はどこだ? 全20クラブを格付け!</strong></a></div>
<div class="nextpage"><a href="https://www.footballchannel.jp/2024/02/19/post531949/" target="_blank" rel="noopener"><strong>【11~20位を読む】
【2024年】J1リーグ戦力総合評価ランキング11~20位。残留争い? 降格の危険…。全20クラブを格付け!</strong></a></div>

ジャンルで探す