アジアカップ最高額の国はどこだ! サッカー代表チーム市場価値ランキング21~24位【アジアカップ2023】

【写真:2024 Asian Football Confederation (AFC)】

●24位:ベトナム代表

 AFCアジアカップカタール2023が現地時間12日に開幕した。今大会に出場する24ヶ国の中で、最も市場価値が高いのはどこなのか。今回はデータサイト『transfermarkt』が算出した代表チームの市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は1月14日時点。

------------------------------

監督:フィリップ・トルシエ
FIFAランキング:94位
総市場価値:583万ユーロ(約8億1620万円)
最高額選手:グエン・フィリップ

 AFCアジアカップカタール2023出場国の中で最も総市場価値が低いのは、グループステージ初戦で日本代表と対戦したベトナム代表だ。その金額は583万ユーロ(約8億1620万円)である。

 正GKダン・バン・ラムの不在によってベトナム代表のゴールマウスを守ることになったグエン・フィリップが60万ユーロ(約8400万円)で、チーム最高額となる市場価値を有している。チェコ出身で、ベトナムのコンアン・ハノイに所属するグエンは今大会が代表デビューとなったが、グループステージでは好セーブや精度の高いキックを見せるなど、正GK不在を感じさせない活躍を見せている。

 日本代表戦でゴールを決めたグエン・ディン・バック(17万5000ユーロ/約2450万円)とファム・トゥアン・ハイ(40万ユーロ/約5600万円)は市場価値を現在上昇させている選手である。ファム・トゥアン・ハイは昨年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージで浦和レッズ相手に決勝ゴールを決めるなど、クラブにおいても国際舞台で活躍を見せている。

 グループステージ3連敗で今大会敗退となってしまったベトナム代表。しかしその初戦では、フィリップ・トルシエ監督により用意されたセットプレーで日本代表に一時リードした。早期敗退となってしまったが、日本のサッカーファンには大きなインパクトを残したチームであっただろう。

<a href="https://www.footballchannel.jp/2024/01/18/post527832/" target="_blank" rel="noopener">アジアカップ最高額の国はどこだ!サッカー代表チーム市場価値ランキング1~10位</a>
<a href="https://www.footballchannel.jp/2024/01/22/post527233/" target="_blank" rel="noopener">アジアカップ最高額の国はどこだ! サッカー代表チーム市場価値ランキング11~20位</a>
<a href="https://www.footballchannel.jp/2024/01/18/post527832/10/" target="_blank" rel="noopener">アジアカップ最高額の国はどこだ! サッカー代表チーム市場価値ランキング1位</a>

●23位:香港代表

監督:ヨルン・アンデルセン
FIFAランキング:150位
総市場価値:603万ユーロ(約8億4420万円)
最高額選手:マット・オア

 ノルウェー出身のヨルン・アンデルセン監督のもと、1968年以来のAFCアジアカップ出場となった香港代表が、市場価値ランキングで23位にランクインした。総市場価値は603万ユーロ(約8億4420万円)となっている。

 香港代表で最高額の市場価値を持つのが、代表の9番を背負う188cmの長身FWマット・オアで(50万ユーロ/約7000万円)、現在も市場価値を伸ばし続けている。しかし今大会では香港代表のスタメンとして最前線を任されていたが、ゴールを記録することはできなかった。

 グループステージ初戦のUAE代表戦で、香港代表の同点ゴールへと繋がるアシストを記録したエヴェルトン・カマルゴは45万ユーロ(約6300万円)と、チームで2番目の市場価値を持つ。カマルゴはブラジル出身の帰化選手であり、昨年9月に香港代表デビューを果たした。UAE代表戦は敗れたものの、僅かなチャンスで結果を残している。

 今大会出場国の中で最もFIFAランキングが低い香港代表(150位)であったが、大会直前に行われた親善試合では39年ぶりに中国代表(FIFAランキング79位)に対して勝利をあげた。アジアカップに向けて幸先の良い結果となったが、惜しくもグループステージ全敗で大会を終えることとなった。

●22位:キルギス代表

監督:シュテファン・タルコヴィチ
FIFAランキング:98位
総市場価値:628万ユーロ(約8億7920万円)
最高額選手:グルシジット・アリクロフ

 総市場価値628万ユーロ(約8億7920万円)で22位にランクインしているのがキルギス代表だ。代表選手の平均年齢は25歳と、若い選手が多く選出されている。

 代表の10番を背負うのが、ベラルーシのネマン・フロドナに所属する23歳の左WGグルシジット・アリクロフだ。その市場価値は55万ユーロ(約7700万円)でチーム最高金額となっている。初戦のタイ代表戦では劣勢ながら左サイドでチームの攻撃の起点となっていた。

 チーム最年少の18歳、ベクナス・アルマズベコフはトルコの強豪ガラタサライのU19に所属している。その市場価値は45万ユーロ(約6300万円)で、キルギス代表ではグルシジット・アリクロフに次ぐ市場価値となっている。今大会の出場は第2戦までは途中出場のみとなっているが、今後の成長次第で市場価値が大きく上昇していくこともあり得る。

 前回大会ではベスト16進出を果たしていたキルギス代表であるが、今大会はここまで2戦2敗、無得点と苦しんでおり、決勝トーナメント進出はかなり厳しい状況となっている。最終節で若いチームの意地が見られるだろうか。

●21位:インド代表

監督:イゴール・シュティマツ
FIFAランキング:102位
総市場価値:653万ユーロ(約9億1420万円)
最高額選手:ラリアンズアラ・チャンテ

 イゴール・シュティマツ監督のもと昨年の南アジアサッカー選手権で優勝したインド代表が総市場価値653万ユーロ(約9億1420万円)で21位にランクインした。今大会のインド代表は国内リーグでプレーする選手のみで構成されている。

 インド代表で最高額の市場価値を有するのが、ムンバイ・シティ所属のWGラリアンズアラ・チャンテ(35万ユーロ/約4900万円)だ。しかし、今大会では先発出場したオーストラリア代表戦とシリア代表戦で沈黙し、ウズベキスタン代表戦では出場なしに終わるなど、市場価値に見合った働きを見せることができなかった。

 一方で、チーム最低金額の市場価値ながら、インド代表において象徴的な選手であるのが、スニル・チェトリ(7万5000ユーロ/約1050万円)だ。2005年のデビュー以来、インド代表として145試合出場93ゴールをあげ、同国代表歴代最多得点者となっている。チェトリは現在39歳という年齢ながら今大会全試合にキャプテンとして先発出場しており、依然としてチームの主力である。

 2大会連続のAFCアジアカップ出場となったインド代表であるが、無得点でグループステージ全敗という悔しい結果で大会を終えた。南アジアの強豪として、次回大会ではリベンジを果たすことができるだろうか。

<a href="https://www.footballchannel.jp/2024/01/24/post528976/" target="_blank" rel="noopener">英国人が見たサッカー日本代表対インドネシア戦「冨安健洋は間違いなく…」「プレミアで見たいのは…」「ゴールラッシュは夢?」</a>
<a href="https://www.footballchannel.jp/2024/01/13/post527255/" target="_blank" rel="noopener">優勝候補はどこだ!? アジアカップ2023戦力値ランキング1~8位</a>
<a href="https://www.footballchannel.jp/2024/01/18/post527832/" target="_blank" rel="noopener">アジアカップ最高額の国はどこだ!サッカー代表チーム市場価値ランキング1~10位</a>

ジャンルで探す