J2降格の札幌、7年指揮したペトロヴィッチ監督の今季限りでの退任を発表
北海道コンサドーレ札幌は4日、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が今シーズン限りで退任することを発表した。
現在67歳のペトロヴィッチ監督は、ユーゴスラビアやオーストリアでプレーした後、1993年から監督キャリアをスタート。オーストリアやスロベニアで監督を歴任後、2006年からはサンフレッチェ広島、2011年からは浦和レッズで指揮を執り、2018年から札幌の指揮官に就任した。
就任1年目はチームをクラブ史上J1最高成績の4位に導き優秀監督賞に選出されると、2019年にはJリーグYBCルヴァンカップで準優勝にも導いた。しかし、就任7シーズン目を迎えた今季は開幕6試合で1分5敗のスロースタートとなり、第15節から第22節にかけては12年ぶりとなる8連敗も喫した。終盤になってようやく白星が増え始めたものの、第37節終了時点で8勝10分け19敗の19位で降格が決定。来シーズンは2016年以来、9季ぶりにJ2リーグで戦うことになっている。
札幌でのJ1通算成績は245試合で81勝67分け97敗となっているペトロヴィッチ監督が退任することが決定したことを受け、代表取締役GMを務める三上大勝氏がクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「7年前、『今後クラブをより大きく、存在意義があるものにしたい』『選手がより成長でき、好かれるクラブにしたい』という思いがあり、ミシャを招聘しました。期待していた通り、7年間でその礎をしっかり作ってくれました。今シーズンまでJ1で存在を証明してくれたのみならず、アカデミーのフットボールのスタイルにも貢献してくれました」
「ミシャが築いてくれたものを文化・伝統として継承し、さらに強くなることがミシャへの恩返しになると信じています。ミシャとクラブの監督としての関係は終わりますが、クラブとミシャは『関係性は今後も何も変わらない』と思っており、ミシャとはこれからも大切な仲間のひとりとして関係を築いていきます。本当にありがとうございました」
12/04 13:14
サッカーキング