インテル・マイアミにまた1人“元バルサ組”が到着! 新監督がマスチェラーノ氏に決定
インテル・マイアミは26日、ハビエル・マスチェラーノ氏がトップチームの新監督に就任することを発表した。契約期間は2027年末までと伝えられている。
2024シーズン、インテル・マイアミはMLS(メジャーリーグ・サッカー)・イースタン・カンファレンス(東地区)のレギュラーシーズン史上最高となる勝ち点「74」を積み上げ、東西合わせた最多勝ち点チームに与えられるサポーターズ・シールドを初めて獲得した。しかし、レギュラーシーズン終了後に各リーグの上位9チームずつが参戦するMLSカップ・プレーオフの1回戦で、ワイルドカードから勝ち上がってきた東地区9位のアトランタ・ユナイテッドに敗れ、2024シーズンを終えていた。
このような形でシーズンを終えた後、今月23日には、ヘラルド・マルティーノ前監督が一身上の都合により退任することが発表された。2013-14シーズンにバルセロナを率いたことのあるアルゼンチン人指揮官がクラブを去り、後任には大きな注目が集まっていたものの、大手メディア『ESPN』や『TNTスポーツ』等が事前に報じていたように、マスチェラーノ氏が指揮官の座に着くことが正式決定。同氏を支えるコーチングスタッフの顔ぶれについては、後日伝えられる予定だ。
監督就任に際し、マスチェラーノ氏はクラブを通して次のようにコメントを発表している。
「インテル・マイアミのようなクラブを率いることができるのは、私にとって非常に名誉なことであり、この特権を最大限に生かせるよう努力するつもりだ。このクラブ全体が持つ大きな野心と、組織を支える環境面に魅了された。クラブが新たな高みに到達するのを助けるために、そしてファンのみなさんに忘れられない瞬間をより多く提供するために、インテル・マイアミにかかわる全てのみなさんと共に働く日を楽しみにしている」
また、クラブの共同オーナーを務める元イングランド代表MFのデイヴィッド・ベッカム氏もコメントを発表。「世界最高の選手として、また経験豊富な指導者としてのキャリアを通じて、ハビエルは自分自身が偉大な人物であることを証明してきた。この競技全般への知識と、その瞬間で求められる直感、そして理解力、それらを備えた上で、新たなキャリアへの決意も度々示している。彼がこのチームを率いることが決まり、我々全員がワクワクしている」との言葉で、マスチェラーノ新監督に期待を寄せた。
現在40歳のマスチェラーノ氏は、現役時代に母国のリーベル・プレート、イングランドのリヴァプール、さらにはスペインのバルセロナ等世界各国のクラブで活躍。特に、2010-11シーズンから2017-18シーズン途中までの7年半在籍したバルセロナでは、公式戦通算334試合のピッチに立つなど中心選手として活躍を続け、現在インテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、元ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ、元同代表DFジョルディ・アルバともチームメイトだった。
現役引退後は指導者に転身し、2021年12月よりU-20アルゼンチン代表の監督に任命された。若きアルゼンチン代表チームをパリオリンピック2024の出場権獲得へ導き、今夏に行われた本大会はベスト8で終えていた。同大会終了後も、4年後のロサンゼルスオリンピック世代にあたるU-20アルゼンチン代表の監督を任されていたが、このタイミングで自身初となるクラブチームでの指揮に挑戦することが決まった。
【ハイライト動画】インテル・マイアミ、MLSカップ・プレーオフ1回戦でまさかの敗退
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サッカーキング