痛恨ドローのバルサ…フリック監督が改善誓う「クンデだけの責任でも、カサド退場のせいでもない」

マルク・カサド

 バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、23日に行われたラ・リーガ第14節セルタ戦を振り返った。同日にスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。

 バルセロナはハフィーニャとロベルト・レヴァンドフスキのゴールで2点を先行したものの、82分にマルク・カサドが2枚目のイエローカードを受け取り数的不利の展開となる。84分にジュール・クンデの中途半端な守備対応を狙われて1点を返されると、86分に追いつかれ、2-2のドローに終わった。

 前節の敗戦に続いて2試合連続未勝利となったフリック監督はセルタ戦後、「最後の10分間だけでなく、試合全体を通して私たちは本当に悪い試合をした」とコメント。「前半もミスが多かったし、ボールに対する自信もなかった。いつも通りのサッカーができなかった。同じことが起こらないように対応する必要がある。こういうことは起こり得ることだが、先を見なければならない。我々は満足していないし、選手たちもそうだ。誰もが今日よりいいプレーができる」と、チーム全体のパフォーマンスが低調だったことを認めた。

「良いメンタリティを持ったセルタと対戦するのは常に難しく、強風のようだがそれは言い訳にはならない。1センチメートルの差が決め手になることもあるなか、集中力が欠けていた。80パーセントや85パーセントでプレーすると勝てない。それが私の言えることだ」

「ジュールだけのせいでも、カサドのレッドカードのせいでもない。勝ち負けを決めるのはチーム全体だ。我々は自分たちのレベルに戻るだろうし、今日の結果が火曜日の(チャンピオンズリーグ)ブレスト戦に影響しないことを願っている」

【試合ハイライト動画】セルタ 2-2 バルセロナ

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