最下位インドネシアがサウジ撃破で3位浮上! 日本代表と勝点10差で暫定2位~5位の4チームが並ぶ大混戦
FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第6節が19日に行われ、インドネシア代表とサウジアラビア代表が『ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム/インドネシア』で対戦した。
インドネシア代表は前節、日本代表に敗れて、0勝3分2敗の勝ち点3で最下位に転落。対するサウジアラビア代表は、エルベ・ルナール新監督の初陣となった前節オーストラリア代表戦をスコアレスドローに終わり、1勝3分1敗の勝ち点6で3位につける。グループCは2位から最下位まで勝ち点3差に5チームがひしめく混戦模様となっている。
試合は立ち上がりからホームのインドネシア代表が鋭いカウンターでゴールに迫る展開になった。開始直後には右サイドのアーリークロスからマルセリーノ・フェルディナンが飛び込むと、ボールはゴール方向へ向かい、ポストに直撃。その後も立て続けに攻め込み、8分にはラファエル・ストゥルイクが完全に最終ラインを抜け出してGKと1対1になる。しかし、ストゥルイクのシュートはサウジアラビア代表GKアフメド・アル・カサールの好セーブに阻まれ、先制点を奪えなかった。
序盤は苦戦を強いられたサウジアラビア代表だが、徐々に敵陣深くまで侵入する回数を増やし、29分にはエリア内でフィラース・アル・ブライカーンが倒されてあわやPKかという場面も生まれた。
それでも均衡を破ったのはインドネシア代表だった。32分、カウンターからラグナー・オラットマングーンがドリブルでエリア内に侵入してマイナスのパスを送ると、これを収めたマルセリーノ・フェルディナンが右足でシュートし、ゴールネットを揺らした。インドネシア代表が先制に成功する。
その後も、サウジアラビア代表がボールを支配してインドネシア代表がカウンターを狙う構図が続いた。互いにチャンスを作ったものの、ゴール前の精度を欠いて得点は生まれず。前半はこのままインドネシア代表が1点をリードして折り返す。
後半もインドネシア代表がカウンターでチャンスを作る。すると、57分に右サイドを駆け上がったカルヴィン・フェルドンクからパスを受けたマルセリーノ・フェルディナンがシュート。一度は相手DFに阻まれたが、跳ね返ったボールに反応し、冷静にGKの頭上を抜くループシュートをゴールに沈めた。インドネシア代表がリードを2点に広げる。
その後、両チームともに譲らず、白熱した攻防が続いた。89分、インドネシア代表のジャスティン・ハブナーは相手を倒してイエローカードを受けると、直後に抗議して2枚目のイエローカード。退場処分を受けた。
終盤は荒れた展開になったが、試合はこのままインドネシア代表がサウジアラビア代表に2-0で勝利。この結果、暫定ながらインドネシア代表がグループC3位に浮上した。なお、バーレーン代表対オーストラリア代表の試合は、19日27時15分(日本時間)から行われる。
【順位表】
順位:チーム(試合数/勝/分/負/得点/失点/得失点差/勝点)
1:日本代表(6/5/1/0/22/2/20/16)
2:オーストラリア代表(5/1/3/1/4/3/1/6)
3:インドネシア代表(6/1/3/2/6/9/-3/6)
4:サウジアラビア代表(6/1/3/2/3/6/-3/6)
5:中国代表(6/2/0/4/6/16/-10/6)
6:バーレーン代表(5/1/2/2/3/8/-5/5)
【スコア】
インドネシア代表 2-0 サウジアラビア代表
【得点者】
1-0 32分 マルセリーノ・フェルディナン(インドネシア代表)
2-0 57分 マルセリーノ・フェルディナン(インドネシア代表)
11/19 23:08
サッカーキング